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​プロフィール
 
 

   1961年生まれ。4歳よりピアノを始め、後にピアノを針谷宏弥、作曲を田中照通に師事。1984年日本マンドリン連盟(JMU)主催第4回作曲コンクール入賞。以後、マンドリン合奏やマンドリンを含む室内楽作品を多く発表し、合奏作品は全国の大学や社会人団体で演奏されている。独奏および室内楽作品は、国内はもとよりヨーロッパなどでも演奏され、日本マンドリン独奏コンクール、ARTE国際マンドリンフェスティバル&コンクールヨーロッパ国際マンドリンコンクールルクセンブルク国際マンドリンコンクール等の課題曲としても選定されている。多くの作品が Joachim-Trekel-Musikverlag(ドイツ・ハンブルク)より出版されている。


   日本作曲家協議会 (JFC) に所属し、「日本の作曲家2021」,「アジア音楽祭2022 in Kawasaki」など多くのコンサートで管弦楽楽器のための作品を発表している。全国高等学校ギター・マンドリン音楽コンクール、日本マンドリン独奏コンクール、ARTE国際マンドリンフェスティバル&コンクールなど、多くのコンクールで審査員を務める。三重大学保健管理センター教授。医学博士。内科医として勤務しながら、医学と音楽の両立を常に目指している。

 
 
三重大50周年記念演奏会指揮5.jpg

​主な活動歴

 
 

2000年、大阪・いずみホールにて「3人の作曲家たち(小林由直、桑原康雄、吉水秀徳)」が開催され、「Allegro for Concert」、「斎宮の記憶」及び

「エレジア」が ARSNOVA マンドリンオーケストラ(ARTE MANDOLINISTICA の前身)により演奏された。

 

2005年、神戸国際音楽祭2005 におけるワークショップにて「桑原康雄作曲作品の研究」を発表。

 

2006年バンベルク(ドイツ)で開催された音楽祭 Eurofestival Zupdmusik Bamberg 2006 に参加。バンベルグ・コンサート・コングレス・ホールで

行われた同オープニングコンサートにて「マンドリン協奏曲第2番」が初演され(木下正紀指揮、エルマノマンドリンオーケストラ、マンドリン独奏:柴田高明)、翌日に Trekel 社より出版が決定した。

 

2007年、同年代の作曲家である吉水秀徳加賀城浩光とともに神戸にて、それぞれ自作品のレクチャーと新作による「CONCERT 1961」を開催。同年、ギリシャのパドラスで行われたヨーロッパ国際マンドリンコンクールの課題曲に「無伴奏マンドリンの為のソナタ」が選定された(優勝は Katsia Prakopchyk)。

 

2008年、トロッシンゲン(ドイツ)にて行われた第4回国際マンドリンセミナーにおいて、東洋的なフルートの響きとマンドリンとの融合を試みた「Pair Wind」(フルート: Sachiko Yoshida、マンドリン: Susanne Herre)が初演された。

 

2010年 Eurofestival Zupfmusik Bruchsal 2010 に参加。その中でブルッフザール城において、マンドリンとマンドラによる「Aquafishes」(マンドリン:柴田高明、マンドラ: Christian Laier) が初演された。同作品は出版されるとともに、2012年にドイツのANTESレーベルよりリリースされたCD「Ski Blue Flower」のなかに収録された。

 

2011年、デュッセルドルフおよびベンゲル(共にドイツ)にて Senza Basso (マンドリン;Katsia Prakopchyk、ヴァイオリン;Roland Faber) により「マンドリンとヴァイオリンの為の『インターアクション』」が初演された。Senza Basso は 神戸国際音楽祭2013 にも来日し、同作品を日本初演している。アルバム「クロニクル」(マンドリン:柴田高明、「レコード芸術」 2011年4月号特選盤)の中に「無伴奏マンドリンの為のソナタ」が収録された。

 

2012年、ルクセンブルグで開催される第1回ルクセンブルグ国際マンドリン独奏コンクールの課題曲に「序奏とアレグロ」が選定された。

 

2013年2月、フルート、マンドリン、チェロのための「トリオ」が東京および京都で演奏され(フルート;葛西賀子、マンドリン柴田高明、チェロ;小澤洋介)、トレケル社より出版された。8月には 神戸国際音楽祭2013 において「マンドリン音楽の特徴と未来」というテーマについてワークショップを担当した。

 

2014年、マンドリンおよび弦楽トリオによる「四重奏曲」が東京および京都にて演奏され(マンドリン;柴田高明、ヴァイオリン;三戸素子、ヴィオラ;河野理恵子、チェロ;小澤洋介)、同曲が収録されたアルバム「冬のエレジー」が雑誌「音楽現代」(芸術現代社)において注目版(2014年5月号)となる。

 6月には東京にて、弦楽四重奏とマンドリンオーケストラによる「フォーカス オン/オフ」がマンドリンオーケストラ・コンコルディアにより演奏された(指揮;横澤 恒、第1ヴァイオリン;中島 麻、第2ヴァイオリン;マヤ・フレーザー、ヴィオラ;秋山俊行、チェロ;三宅依子)。

 11月にはカッセル(ドイツ)にて、ソプラノとマンドリンのための「俳句組曲」(ソプラノ;永井千恵、マンドリン;Gertrud Weyhofen)が演奏され、声楽とマンドリンというユニークな音の組み合わせによる俳句の奥深い世界が評価された。

 

2015年1月、サントリーホール ブルーローズにて行われた「日本の作曲家2015 第2夜」で、2台チェロのための「Sound blurring (滲む音)」 が、安田謙一郎、長明康郎により初演された。

  8月には神戸芸術センターにおいて神戸大学マンドリンクラブ創部100周年記念演奏会が開催され、阪神淡路大震災の翌年 (1996) に同クラブのために作曲された「祈り 〜輝く街へ〜」が19年ぶりに再演された。

 

2017年6月、京都の青山音楽記念館バロックザールにて作品個展である「小林由直作品演奏会 〜点と線の軌跡〜」を開催した。この演奏会において、「無伴奏チェロソナタ」が 長明康郎により初演された。

  11月には東京で開催されたアジア作曲家連盟 (ACL) スペシャルイベントである「アジア音楽祭 in Tokyo 2017」に参加し、武王山安養院にて室内オーケストラ作品「時への祈り」を指揮・初演した(演奏はアンサンブル東風)。

 

2019年2月に東京上野の旧東京音楽学校奏楽堂にて行われた「アジアの伝統・アジアの現代 2019」、および 8月にタイ・バンコクで行われたPrincess Galyani Vadhara Institute of Musik international symposium (PGVIM国際シンポジウム) のコンサートにて、クラリネット、ホルン、ヴァイオリン、チェロのための「波打つ音」を指揮・初演した。

 

2020年11月に神戸にて開催された 第28回日本消化器関連学会週間 (Japan Digestive Disease Week, JDDW 2020 KOBE) の為に 「プロローグ 〜管弦楽のための〜」および「プロローグとヴィーヴォ 〜弦楽四重奏のための〜」を作曲し、CDを制作した(オーケストラ音源の制作は青山 涼、弦楽四重奏はクライネス・コンツエルトハウス弦楽四重奏団)。

 

2021年3月、東京オペラシティ リサイタルホールにて行われた「日本の作曲家2021 Phidias Trio +α を迎えて 〜トリオを巡る音風景〜」において、クラリネット、ヴァイオリン、ピアノによるトリオ作品「廻る音」Phidias Trio により初演された。

2022年3月 ミューザ川崎 市民交流室で行われた  アジア音楽祭 2022 in KAWASAKI​   室内楽コンサートIII において、木管5重奏とヴァイオリン、チェロのための「トゥク・トゥク」が初演された。

2023年3月 ミューザ川崎 市民交流室にて行われた JFCアジア+ 2023  〜リトアニアと日本の作曲家の作品〜 において尺八とヴァイオリン、チェロのための「西へ東へ」が初演された(尺八:黒田鈴尊、ヴァイオリン:廣瀬心香、チェロ:鈴木晧矢)。

2024年3月 現代音楽協会主催  演奏家+作曲家コラボレーションシリーズ 岩瀬龍太クラリネットリサイタルにおいて「クラ・クラ・クラ〜リネット」が採択され、ベヒシュタイン・セントラム 東京ホールにて初演された。

 

これまでに、ARTE MANDOLINISTICA主催の 大阪国際マンドリンコンクール & フェスティバル (現在は ARTE国際マンドリンフェスティバル & コンクール)および全日本合奏コンクール (共にARTE MANDOLINISTICA 主催)において、作曲部門および演奏部門の審査員を何度か務めている。第24回、第25回、第26回、第27回第28回 日本マンドリン独奏コンクール(日本マンドリン連盟主催)2次予選および本選の審査員を務めた。2016年からは、全国高等学校ギター・マンドリン音楽コンクール の審査員を務めている。

 

2010年から2022年まで 雑誌「奏でる! マンドリン」に「気まぐれマンドリン随想」を連載。12年間にわたり連載された文章は、リディア電子書店から電子出版されている。

 
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